盗む(真似する)力が現場を育てる
「一流の技術は、
目で盗んで手で磨け。」
建設業の現場教育には、昔ながらの“見て覚える”
建設業において、「教育=指導マニュアル」という発想では、
私たち北摂constructionが手がける
“建設業の中でも特殊な分野である法面工事”では、
“
若い職人が入ってきたとき、
私たちが最初にやるべきことは、
「
「見せて感じさせる」こと。
ベテランの職人が、迷いなく作業を進める様子、
道具の扱い、
それらすべてが、若手にとっての“教科書”
段取りの良さはどう作られているのか?
施工の工夫はそこにあるのか?
効率よく、かつ安全に作業を進めるにはどうするのか?
それらは“言葉”ではなく、
“手仕事”そのもので伝わります。
「良い仕事ぶり」は、
真似されてこそ本物
職人の世界では、
「真似される仕事」
私たちが現場で
「うまいな」「
それは技術が人に届いた証です。
建設業に限らず、運送業や接客業、どんな業界でも“良い仕事”
ムダのない動き、気遣いある対応、丁寧な手仕事――。
私たちも、現場で「これは良い!」
それをあとで見返して復習し、他の現場に応用する。
記録→真似→応用→進化というサイクルが、
“真似”から始まる進化。
オリジナルは後からついてくる
「真似できない人に、オリジナルは作れない」
真似するという行為は、相手の技術を深く観察し、
つまり“真似る力”=“
もちろん、
特許や企業秘密など守るべき知的財産は別ですが、
真似て、
そして、真似たものを少しずつ改良していく中で、
それが“オリジナル”
施工の質を上げることは、お客様の信頼につながり、
真似は恥ではなく、最良の学び方。
現場の成長は、そこから始まると私は信じています。
真似から継承へ──
法面工事の未来を担う職人を育てる
北摂constructionでは、法面屋として、
建設業全体が高齢化しつつある今、若手育成と技術継承は、
その中で最も大事なのは、やはり“手本を見せる”
良い施工を惜しみなく見せる。工夫を共有する。
そうやって現場全体の技術と品質が少しずつ底上げされていきます
私たちの仕事は、単なる“土木作業”ではありません。
人が暮らす土地の安全を守る、誇りある仕事です。
その技術を、
次の世代の職人たちにしっかり伝えていくこと。
それこそが、
まとめ
見て覚える・真似て伸びる・自分のものにする。
――
北摂constructionでは、
“育つ現場”として、
参考資料・出典リンク
1. 厚生労働省
建設業における人材確保・育成の取組について
https://www.mhlw.go.jp/stf/
2. 経済産業省
「見える化」が職人技の継承を加速する
https://www.meti.go.jp/policy/
3. 建設マネジメント技術
『職人育成塾における職人・技能者の育成』