指差し呼称が“事故ゼロ”への第一歩
指差し呼称が“事故ゼロ”
意識と安全を身体に
刷り込む方法
「指差し呼称」とは、確認対象を指で差しながら、
大きな声で「〇
これは、
建設業の現場においても、
なぜ「指差し呼称」は
効果的なのか?
1994年に鉄道総合技術研究所が実施した実験では、
「
これには理由があります。
差し呼称では、視覚(見て)、聴覚(
運動(指す・声に出す)が
同時に働くことで、
「注意力・集中力」
「意識」と「行動」の
刷り込み効果
指差し呼称は単なる儀式ではありません。
“刷り込む”
特に法面工事のような高所や斜面での作業では、
ロープ、
「指差し+呼称」
安全作業の基本となります。
なぜ「1か所ずつ確認」なのか?
新しい現場に入る作業員にとって、
これにより、
現場での実践例
KY活動との親和性
私たち北摂constructionでも、
「まず1カ所ずつ、指さし呼称」
• 「ここの地山は良いか…?…ヨシ!」
• 「周囲にに建物や重機はないか…?…ヨシ!」
このように口に出しながら指差すことで、
指差し呼称を
するとしないとでは、
どう変わる?
現場でありがちな
「確認したつもり」「見た気がする」。しかし、
それが重大事故につながるのが建設業の現場です。
実際、指差し呼称をしないと——
• 危険箇所の見落とし
• 認識のすれ違い
• 「わかっているつもり」の慢心
こうした要因が重なり、ヒューマンエラーの温床になります。一方で、指差し呼称を習慣にしている現場では、
• 作業員同士の「声かけ」が自然に出る
• 初心者も“真似しながら”覚えやすくなる
• 危険の“空気感”がチーム全体に共有される
といった好循環が生まれます。
たった一言「〇〇ヨシ!」と指をさす行為が、
事故のリスクを劇的に減らす
“安全のスイッチ”になるのです。
「身体で覚える」
安全文化を作ろう
指差し呼称には、確認を超えたメリットがあります。
新入場時、初めての法面、重機の隣…
まとめ
安全は「身体で覚える」もの
• 指差し呼称をすると、誤操作率が約6分の1に低減。
• 聴覚・視覚・運動の連携で、脳が覚えてくれる。
• 特に危険箇所は、1つずつ、指差し呼称しながら説明
することで、
• 北摂constructionでは、
し、安全意識の定着に努めています。
「指差し呼称」は小さな行為に見えますが、
〜引用出典〜
鉄道総合技術研究所による実験データ
鉄道総合技術研究所「指差喚呼の効果」
https://www.rtri.or.jp/rd/
厚生労働省
「ヒューマンエラー対策マニュアル」
厚生労働省
「職場におけるヒューマンエラー対策マニュアル」
https://www.mhlw.go.jp/
中央労働災害防止協会
(中災防)による安全衛生活動資料
中災防「安全衛生活動の手引き」など