建設業の現場で命を守る熱中症対策とは?
建設業の現場で
命を守る熱中症対策とは?
今年も猛暑が予想されます。
「重篤化させない」ための一歩が、命を救う。
近年、全国的に気温上昇が続き、
特に法面工事などの高所作業では、
令和6年に入ってからも、
予防・早期発見・
“異変に気づく現場”が命を守る
今年の夏も、
熱がこもりやすくなり、
「見えない熱中症リスク」が
潜んでいることを忘れてはいけません。
また、建設現場では単独作業になるケースも多く、
現場全体で声をかけあい、
初期症状の見逃しが、命取りに
厚生労働省の調査によると、
熱中症による死亡災害の約97%
「初期症状の放置・対応の遅れ」に起因しています。
代表的な症状
・ふらつき、異常な汗、ぼーっとしている
・返事が遅い、顔色が悪い
・筋肉のけいれん、吐き気、頭痛
これらは、単なる疲労ではなく、
命の危険を示すサインです。
実際に現場では「いつも元気なベテラン作業員が突然倒れた」
建設業に求められる具体策
厚生労働省は、建設業界に対して熱中症対策の義務化
(
特にWBGT28℃
報告体制の整備
→ 「気分が悪い」「同僚の様子がおかしい」など、異常の即時共有体制を確立すること。
対応手順の明文化と周知
→ 作業中断・冷却・医療搬送のフローを現場全員に周知し、
見守りと早期発見の仕組み
→ バディ制の導入や職場巡視、
北摂constructionの実践例
私たち北摂constructionでは、
「無事故・無災害」
WBGT値に応じた
「休憩と給水のタイミング表」の掲示
→ 熱中症リスクが高い時間帯にはこまめな休憩と水分・
熱中症管理者の配置と初期対応訓練
→ 各現場に専任管理者を配置し、
ファン付き作業服やミストシャワーの導入
→ 作業環境の温度・湿度対策として効果をあげています。
異常時の“即搬送”ルールの徹底
→ 万が一の症状発生時には、
こうした取り組みで、
一人ひとりが「命を守る主体者」
安全意識を高め、
現場全体で支え合う文化を育てています。
最後に
「自分は大丈夫」が一番危険
「まだいける」「迷惑をかけたくない」という我慢や遠慮が、
熱中症は、誰もが発症する可能性があり、
見つける・判断する・対処する
このすべてが、仲間同士の「異変に気づく目」と「
私たち北摂constructionは、
建設業界、そして法面工事の現場から、
この夏も、
熱中症ゼロで乗り切りましょう!!
参考資料
・厚生労働省
「職場における熱中症対策の強化について」
(