法面工事において改めて痛感した「打ち合わせ」と「専門性」の重要性
良い施工は、
良い打ち合わせから始まる
建設業における施工品質は、現場での技術力だけで決まるものではありません。
誰が施工するのか、そして着工前にどれだけ認識を共有できているのか。この2点が、工期・コスト・安全性のすべてを左右します。
今回、ある重要な施工に携わる中で、改めて強く実感したことがあります。
それは、専門性の高い工事ほど、施工前の打ち合わせが結果を決定づけるという、ごく基本でありながら見落とされがちな事実です。

法面工事こそ、
餅は餅屋である理由
法面工事は、誰でも簡単に対応できる工種ではありません。地山条件、勾配、周辺環境、使用工法――。
そのすべてが施工結果に直結します。
経験や理解が不十分なまま施工を進めると、
• 作業効率が上がらない
• 手戻りが発生する
• 工程が延びる
• 結果的にコストが膨らむ
といった状況が起こりやすくなります。
一方で、法面工事を熟知したプロが対応すれば、
• 段取りが明確
• 無駄な工程が少ない
• 判断が早い
• 安全対策も含めて施工がスムーズ
結果として、
工期短縮とコスト抑制の両立が可能になります。
まさに「餅は餅屋」。
これは精神論ではなく、施工現場における現実的な結論です。
見積段階での打ち合わせ不足が
生む「認識のズレ」
施工を振り返ると、見積段階での打ち合わせが十分でなかった点が、現場での小さなズレにつながっていました。
• 施工範囲の解釈
• 作業レベルの認識
• 段取りに対する考え方
• 想定している施工手順
これらが完全に共有されていなかったことで、
「思っていた内容と違う」というズレが発生しました。
重要なのは、誰かが意図的に省いたわけではないという点です。
問題は、「伝えたつもり」「分かってもらえているだろう」という、無意識の思い込みにありました。
「勝手に思っている」は
現場では通用しない
建設業、とくに法面工事の現場では、曖昧な認識がそのまま施工リスクになります。
• 聞きづらいから言わない
• 今さら確認するのは気が引ける
• 常識だと思って説明を省く
こうした判断が、結果として手戻りやトラブルを生みます。
法面工事は、一つの判断ミスが安全性・品質に直結する工事です。だからこそ、「言わなくても分かるだろう」は成立しません。
「言う・話す・理解する」
ことは施工技術の一部
施工で改めて感じたのは、打ち合わせそのものが施工技術の一部であるということです。
• しっかり言語化する
• 具体的に話す
• 相手の理解を確認する
これを徹底することで、
• 施工の方向性が明確になる
• 判断が早くなる
• 現場の迷いが減る
• 無駄な工程が削減される
見積段階での打ち合わせは、単なる金額調整の場ではありません。工事全体の完成度を左右する重要な工程だと考えています。
北摂constructionが
打ち合わせで重視していること
私たち北摂constructionでは、近畿一円で法面工事を行う中で、以下の点を特に重視しています。
• 見積前の施工条件確認
• 工法・手順の明確化
• 不明点を残さない説明
• 認識のすり合わせ
• リスクの事前共有
これらを丁寧に行うことで、着工後のトラブルを極力減らし、結果として工期・コスト・品質のバランスを保つことができます。
今回の施工から
得た確かな教訓
今回の施工を通じて、改めて学んだことは明確です。
• 専門工事は専門業者が行うべき
• 見積段階の打ち合わせは極めて重要
• 「つもり」は現場では通用しない
• 伝える責任は施工側にもある
しっかり言い、しっかり話し、しっかり理解してもらう。この積み重ねが、建設業、そして法面工事の品質を支えています。
北摂constructionはこれからも、法面工事のプロとして、近畿一円で誠実かつ確実な施工を続けていきます。
参考資料
国土交通省
土木工事共通仕様書
国土交通省
斜面安定工指針・同解説
建設業労働災害防止協会
法面作業における安全管理資料
日本建設業連合会
施工管理・品質管理に関する公開資料

