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2025.12.07

法面工事作業での日焼けが招く5大デメリットとその対策

北摂constructionが実施する

 法面工事の健康管理の対策

 

建設業の現場、特に法面工事のように炎天下での作業が多い仕事では、「日焼け避けられないものです。

しかし、「日焼けは男の勲章だから気にしない」という考えは、今の時代には危険です。紫外線によるダメージは、単なる見た目の問題ではなく、体調不良や作業効率の低下、さらに事故リスクの増大につながります。

この記事では、関西の法面会社として現場に携わる北摂constructionが、作業員の目線から「日焼けの5大デメリット」と「今日からできる対策」を分かりやすくまとめました。

 

 

 

1.水分を奪われ

 脱水症状のリスクが高まる

 

日焼けは、皮膚表面から水分を奪い取ります。

さらに、真夏の法面工事では大量の汗をかくため、体内の水分は一気に失われます。

その結果、脱水症状や熱疲労に直結し、最悪の場合は意識障害や救急搬送に至ることもあります。

建設業の現場では「気合いで頑張るという意識が残りがちですが、脱水は意志で防げるものではありません。

 

対策としては

 

• のどが渇く前に、1時間にコップ1杯を目安に水分補給

• 水だけでなく、

 塩分タブレットや経口補水液で電解質も補う

• 水筒だけでなく現場に冷却用クーラーボックスを設置

 

小さな工夫が、命を守る大きな一歩となります。

 

 

2.体内ストレスが

 増え疲労が抜けにくい

 

紫外線を浴びすぎると、皮膚細胞がダメージを受け、体内で“活性酸素”が発生します。

これは「体内ストレス」と呼ばれ、疲労が抜けにくく、作業後の回復力を著しく低下させます。

北摂constructionでも、夏場は「休んでも疲れが取れない」という声が出ることがあります。

その原因のひとつが、まさに紫外線ダメージです。

 

対策としては

 

• ビタミンCやビタミンEを含む食品

 (柑橘類、緑黄色野菜、ナッツ類)を積極的に摂取

• 現場休憩中にオレンジやキウイなどの

 フルーツを取り入れる

• 帰宅後はシャワーで汗を流したあと、

 十分な睡眠を確保

 

疲れを翌日に持ち越さない工夫が、法面工事のような連続作業の多い現場では特に重要です。

 

 

3.皮膚の炎症や火傷で

 集中力が低下

 

日焼けは軽度の火傷です。

皮膚が赤く腫れたり、水ぶくれができると、作業着との摩擦で強い痛みが発生します。

その痛みが集中力を奪い、斜面での作業における転倒・事故リスクを増大させます。

建設業の事故の多くは「集中力の低下」から始まります。つまり、日焼けによる皮膚トラブルは安全管理の問題でもあるのです。

 

対策としては

 

• SPF50以上の日焼け止めを朝と昼に2回塗る習慣

• 通気性の良い長袖作業着、

 アームカバーで直接の紫外線を遮断

• 作業後は冷水シャワーで体を冷やし、炎症を抑える

 

北摂constructionの現場でも、夏場は必ず「日焼け止め・水分補給」を作業前点検の一部にしています。

 

 

4.免疫力が低下し

 ケガや病気が治りにくい

 

紫外線によるダメージは、皮膚のバリア機能を低下させ、免疫力を下げます。すると、ちょっとした擦り傷や切り傷が化膿しやすくなり、治りも遅くなります。

特に法面工事は岩やコンクリート面と接触する機会が多いため、皮膚の小さなトラブルが放置できません。

免疫力が下がると「傷が治らない→痛みで集中できない→事故につながる」という悪循環に陥ります。

 

対策としては

 

• 作業後は必ず手足を洗い清潔を保つ

• 小さな傷でも必ず消毒・保護

• 食生活でタンパク質やビタミンを意識して摂取

 

健康な皮膚を維持することが安全と直結してるのです。

 

 

5.熱中症のリスクが

 格段に上がる

 

最も危険なのが熱中症です。

日焼けした皮膚は熱を吸収しやすく、体温が上昇します。発汗で水分も奪われ、体温調整機能が限界を迎えると、一気に危険な状態へ。

関西の法面会社として現場を管理する中でも、熱中症は毎年大きな課題です。特に真夏の斜面作業は風が通らず、照り返しも強いためリスクが高まります。

 

対策としては

 

• 日陰で10~15分ごとの休憩をとる

• 冷感タオル・保冷剤を首や脇に当て体温を下げる

• 仲間同士で体調を声かけチェックする

 

北摂constructionでは、夏場の現場で「休憩は義務」と位置づけ、強制的に休憩時間をとるよう徹底しています。

 

 

現場で日焼け対策を

  徹底して安全に

 

建設業の現場で「日焼けは避けられない」と思っていませんか?実際には、工夫と意識次第でリスクを大幅に減らすことが可能です。

北摂constructionでは、法面工事をはじめとする屋外作業において、日焼け対策を「健康管理の基本」と考えています。

社員一人ひとりが安全に働ける環境を整え、お客様に安心していただける現場づくりを徹底しています。

少しくらいなら大丈夫」と油断せず、今日からできることを積み重ねていきましょう。

日焼け対策は、自分自身を守るだけでなく、仲間を守り、会社を守ることにもつながります。

 

 

 

建設業における

  健康管理の重要性

 

建設業は体力勝負のイメージが強いですが、現代では「知識と管理」が安全を守る最大の武器です。

紫外線や熱中症リスクを正しく理解し適切に対策することで、より安全で持続可能な現場環境が実現します。

関西の法面会社である北摂constructionは、これからも「健康で安全に働ける現場」を目指し、社員と共に地域の安心・安全を支えていきます。

 

 

 

参考文献・出典

 

• 厚生労働省『熱中症予防情報サイト』

https://www.wbgt.env.go.jp/

• 日本皮膚科学会『紫外線と皮膚』

https://www.dermatol.or.jp/qa/qa12/

• 環境省『紫外線環境保健マニュアル』

https://www.env.go.jp/chemi/uv/uvmanual.html