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2025.05.25

新入社員が「5月病」になる理由とその予防法

現場で支え合う

  “北摂construction”

  職場づくり

 

新年度が始まり、

新入社員として社会人生活をスタートした多くの若者が、心身に不調をきたしやすい季節。

——それが「5月」です。

俗にいう「5月病」とは、ゴールデンウィーク明け頃から仕事への意欲や集中力が低下し、

出社が億劫になったり、

体調を崩したりする状態を指します。

特に建設業や法面工事のような

現場作業を伴う職場では、

環境や人間関係への適応がうまくいかないと、

その影響はさらに深刻になります。

 

 


 

■ 新入社員が5月病に

  なる理由(Google調べ)

 

「Google」で『5月病 新入社員 原因』などと検索すると、次のような原因がよく取り上げられています。

 

• 理想と現実のギャップ

• 慣れない人間関係や職場環境

• 仕事のプレッシャーや責任感

• 相談できる相手がいない孤独感

• 心身の疲労が溜まりやすい時

 

実際、春先の高揚感から一転、ゴールデンウィークを境に気持ちが一気に沈みがちになるのは、生理的な要因もあるとされます。

特に、法面工事のような厳しい現場では、朝が早く、体力も必要。まだ慣れていない新人にとっては、それだけで負担になり得ます。

つまり、5月病は

「職場環境」「人間関係」「個人のコンディション」3つの掛け算で発症するリスクが高まるのです。

 

 


 

■ 反対を心がければ

  防げる 5月病対策

 

逆に言えば、「なぜ5月病になるのか?」が分かれば、

その逆を心がけることが最大の予防策になります。

現場の声をもとに、北摂constructionでは次のような取り組みを大切にしています。

 

1. ウェルカムな雰囲気作り

 

上司や先輩が「ようこそ」と受け入れる姿勢は、想像以上に新入社員の安心感につながります。とはいえ、ただ優しく接する」だけではなく、現場で何を期待されているか、どこを気にして働けば良いかを丁寧に伝えることが大切です。

 

新人のコメント:「いきなり叱られるより、“まずは○○を覚えてくれたらOK”と言ってもらえたのが助かりました。」

 

2. 自分自身も「慣れる努力」をする

 

迎える側の配慮と同時に、新入社員自身の前向きな行動も必要不可欠です。

分からないことをすぐ聞く」「毎日10分でもメモを振り返る」「挨拶をきちんとする」

といった基本行動を習慣にするだけでも、職場の空気との距離が縮まります。

 

先輩の声:「最初は誰でもしんどい。でも、“自分なりに考えて動いてくれてる”って伝わると、こちらも助けたくなる。」

 

3. 「楽しくなる工夫」を見つける

 

仕事が「楽しい」ばかりではありませんが、

どうせやるなら楽しくなる工夫をすることが重要です。

法面工事は、自然と向き合い、地形や安全を考慮しながら形をつくるダイナミックな現場。

小さな成長や成果に気づき、

「自分の仕事が人の役に立っている」と実感できると、それがモチベーションになります。

 

■  現場監督:「自分で施工した斜面を通るたび、“あの仕事、自分がやったんだよな”って思えるんだよ。それが積み重なると、しんどさより達成感が勝ってくる。」

 

 


 

■ 私が一番嫌いだった上司の話

 

少し個人的な話ですが、

私が最もストレスを感じたのは、「口だけ出して、自分では何もしない上司」でした。

現場で汗をかいている人間に対し、

何の理解も努力もせず、ただ上からモノを言う――

こうした態度はチーム全体のモチベーションを奪います。

新入社員にとっても、

「見本になるべき上司の姿勢」は重要です。

“口を出すなら、まず手を動かす。”

“叱るなら、育てる姿勢を持つ。

それが信頼されるリーダー像です。

 

 


 

■ 北摂constructionが

  大切にしていること

 

北摂constructionでは、

建設業・法面工事の分野において、人材育成と現場の雰囲気づくりを最重視しています。

例えば以下のような仕組みで、

新入社員の定着と成長をサポートしています。

 

• 月1回の面談で気持ちの変化をフォロー

• 現場ごとのチームミーティングで意見を共有

• 外国人技能実習生とも連携した多国籍チームづくり

• 「教える人」の育成(OJT研修)にも注力

 

法面工事の現場は、一人では完結しません。

だからこそ、「一緒につくる」ことの喜びを分かち合える職場をめざしています。

 

 


 

■ 結論:「5月病」は職場の鏡

 

新入社員の5月病は、その職場のコミュニケーションやマネジメントの課題を映す鏡とも言えます。

上司・先輩・同僚の関わり方。

そして、新人自身の姿勢。

その両方が噛み合ったとき、どんなに厳しい現場でも、誰かの支えになれる職場になります。

北摂constructionでは、建設業の魅力や法面工事の誇りを、若い世代とともに未来へ引き継いでいきたいと考えています。

「新人の不安」を「成長の喜び」へ変えるために。

 

今日も現場は、動いています。